TIST Network 139
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医療のICT化に対応できる人材を育成4月14日、医療情報学科の全学生を対象に「病院経営の現状と求められる事務職員像」というテーマで就職ガイダンスが行われました。講師は筑波メディカルセンターの副院長として人事採用にも携わられている中山和則先生です。講話の中では、茨城県における地域医療構想や医療DX令和ビジョン2030など、今後の医療業界が取り組むべき課題を取り上げ、学生たちにもわかりやすく解説してくださいました。また人事採用の視点から、病院事務として社会人基礎力、つまりは前へと踏み出す力や考え抜く力、多様な人々とつながりや協働を生み出す力が必要であること、さらに採用面接においては描く未来を梅雨に入る6月は、医療情報学科の学生にとってこれまでの学びが試される時期であり、多くの検定試験が実施されます。医事コンピューター、電子カルテ、さらには秘書検定と続き、最後の診療報酬請求事務能力認定試験へと追い込みをかけていきます。用している触り慣れたPCで実技試験を受験することができます。TISTでは、通常の授業で使想像しながら「自分の言葉」で答えることが大切であるとお話しくださいました。2、3年生にとっては、いよいよ始まる就職活動の準備の場として、また1年生にとっつまり、本番さながらの空気感で繰り返し練習できることが、学生にとっての緊張や不安を打ち消し、自分の力を信じて試験に臨める要素の一つになっていると思います。それぞれの検定試験対策では「わからないをなくす」を合言葉に掲げ、質問しやすい雰囲気づくり、また学生が納得して次へ進む学習環境を整えています。ては、入学してすぐのこの時期に、将来を明確にイメージして専門分野の学習を始めるきっかけとしての貴重な機会となりました。ithコロナに上手に順応して県内外の医療機関にご協力いただき、1年生21名が病院実習を行いました。思い返せば、実習に至るまで感染症の影響によりこれまで様々なことを強いられてきましたが、きた学生たちです。現場での実習を通して、学生が目標や課題、反省点などを日々記録する実習日誌では、「これからの医療機関では、院内感染対策への取り組みを患者様に分かりやすく伝えることも重要です。」と締めくくったものがありました。コロナウイルス感染症が第5類に移行した後でも、患者様ご本人が感染に気付かず受診する可能性があることを懸念したものであろうと考えます。学生たちが現場で感じ取った空気を自分の振り返りに反映できていることに、学校では見ることのできない成長した顔に出会えたような気がしました。確かに院内感染対策の取り組みを患者様へ上手に伝えることで、過剰な受診控えを生むことなく、それが結果として適切な医療を受ける機会の提供につながります。院実習は、机上では学ぶことのできない現場での経験として学生たちの目には新鮮に映ったことと思います。実習の機会をご提供いただきました医療機関の皆様に深く御礼申し上げます。1年生の集大成としての病最後に、お忙しい中、病院ご協力をいただいた医療機関(順不同)筑波大学附属病院、総合病院土浦協同病院、筑ちはら病院、県南病院、芳賀赤十字病院、嶋波学園病院、筑波メディカルセンター病院、い崎病院、取手北相馬保健医療センター医師会ニック、つくばシティア内科クリニック、ゆ病院、根本産婦人科医院、ひたち野内科クリはらクリニック、曽根歯科医院、アインファーマシー取手店病院採用担当者による就職ガイダンス検定試験対策が始まりました!病院実習報告本番と同じ60分を有効に使います。 私のこだわりはグラスです。お酒をおいしく飲むためにいろいろなグラスをそろえています。お酒の種類やその日の気分でグラスを変えて飲んでいます。上等なお酒でなくても自分の気に入ったグラスで飲むお酒は一味違う気がします。ただし、食器棚がグラスでいっぱいになってしまうのと、洗う時に気を遣うのが難点です。学生に向けて熱い講話をしてくださいました。自分の将来を見据えた真剣な表情です。TOPICS2TOPICS1TOPICS3W宮本晃太 先生教えて!先生のこだわり11医療情報学科医療情報学科

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