TIST Network 139
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「新しい時代」の整備士を育成自動車整備工学科では、昨年度、これまでで最多の企業連携授業を実施しました。職業実践専門課程を進めるうえで、必須となる企業連携授業ですが、企業講師による学内学修やインターンシップ形式の学外学修、体験実習など、その形態は学年によって様々です。お客様のお車の取り扱いから始まり、自動車の基礎的な知識、接客応対技術や「自動化・電動化」といった最新技術まで、自動車整備士として即戦力になるためのことを、企業講師の方に徹底的に教えていただけるという授業です。これに合わせて更に、トヨタディーラの現役サービススタッフを毎日の教育スタッフとして招聘するといったことも行っています。目指すのは「より実践的な職業教育」です。就職後、学んだ知識と技術を、自信を持って思う存分発揮することができ慢の企業連携授業、今年度も更なるレベルアップを図りながら進めてまいります。TISTがるTIST自最近CASEといった言葉が使われるようになり、IT化は進み、自動車は進化しています。現在販売している自動車のコネクテット技術では何ができるのか知識を得るために企業連携でDX授業を実施しました。最新の車は、スマートフォンが自動車とつながることで車に乗る前にエアコンを作動させたり、自動で車庫入れや地図アプリでナビゲーションを使う事などができたりします。学生達も新型車両を使い、見て触って理解することでより身近にDXを学ぶことができました。コース」と「2級整備士ボディークラフトコース」は、他校では学ぶことができない「自動化・電動化授業」と「板金・塗装授業」が特徴です。自動車整備士になるために必要となる国家二級自動車整備士資格取得の為の授業に加えて、業界が必要としている「+α」の知識と技術を身に付けられるコースになります。中でも、「ボディークラフトコース」の「板金・塗装授業」は、今年に入り「実車の凹み修理と全塗装」という実践的な内容に取り組んでおります。塗装が悪く錆もある実習車両のボディーを凹みの修正、下地作り、塗装と通常の板金塗装修理の手順で完成させていく本格的な授業に、学生たちは苦労しながらもやりがいを持って取り組んでいます。本来、二級整備士資格取得を目指す二年間の課程では「板金・塗装」は学びませんが、本校では実践的レベルで学ぶことができるので完成が楽しみです。「2級整備士スマートモビリティー 昨年度の企業連携でDX授業2級整備士ボディークラフトコースの板金・塗装授業についてベンツでは診断機の実習日産アリアでのDX実習授業 私の趣味はバイクでツーリングに行くことですが、その中でこだわっていることはどんなに遠くに行くときでも、高速道路を使わずに一般道で目的地に行くことです。行ったことのない場所に行くのが好きで道中の景色もゆっくり楽しみたいので、今までこだわってきました。これからも楽しい旅を続けていきたいです。レクサスのエンジニアも来てくれました新型プリウスでのDX実習授業溶接をして修理ドアパネルの塗装教えて!先生のこだわり飯塚和人 先生TOPICS1 企業連携授業についてTOPICS2TOPICS313自動車整備工学科自動車整備工学科

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