TIST Network 139
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るTISTでの実践的職業今年、早咲きといわれ満開であった桜の花も、雨風に打たれ今は葉桜となりました。形こそ違え、生命の息吹を感ずることに変わりありません。いつの間にかすっかり春の陽気となりました。ただ今、319名の新入生の皆さんの入学を許可いたしました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。本日からは、誰もが「新しいこと」への挑戦であり、職業実践専門課程認定校であ教育は、これまでの学びとは大きく異なります。学校での学習とは違う実社会で生きていくための方程式は、数式のように一つの答えを導き出せるものではありません。新たな発見により充実感や達成感を得られる時もあれば、戸惑いやつまずくこともあります。しかし、それらは実社会で求められていることであり、これまで考えもしなかったことに気づく、出来なかったことが出来るようになる成長の機会なのです。そしてこれは知識や技能の習得ばかりではありません。人として成長するためには、常に自らを省み、未熟なところに思いをいたし、より高い理想を目指して、努力を続けることが大切です。「これ以上は進めない」と思ったところからの「一歩」を踏ん張る、そのような「努力」を、「挑戦」を、心掛けてほしいと思います。その結果は必ず自分の力となって戻ってくるはずです。しかし、自分ひとりの力で「努力」、「挑戦」をし続けることは難しいことです。人は他者との関係の中で、他者の存在を受け入れ、生かし、自らの在り方を変え、成長していきます。そのためには、相手のことを思いやり、良いところを認め合い、互いに刺激し合い、かつ尊敬できる友人や仲間の存在が必要です。心の通じ会える仲間との関係を育みながら高い志がもてるように競い合ってほしいと思います。是非このTISTでそのような学びができるよう期待するとともに、1年、2年、3年、4年後、皆さんがたくましく成長され、社会に羽ばたく日を楽しみにしたいと思います。最後になりましたが、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。ご子息の皆さんが充実した学校生活を送られ、将来への道を切り開いていけるよう、教職員一同、サポートして参ります。どうぞよろしくお願いいたします。筑波研究学園専門学校 学校長 野口孝之3令和5年度 入学式式辞

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